衆院選きょう公示 北海道第12区 川原田、武部、菅原3氏立候補

 第49回衆院選が19日、公示された。4年ぶりになる衆院選は新型コロナウイルス感染症対策、太平洋戦争終戦後に匹敵するような落ち込みなど回復させるべく経済対策を実行してきた自民・公明与党に対し、国民の審判が下される。その審判は2012年以来続いている両党の連立政権継続の可否を問う政権選択選挙になる。
 衆院の定数は小選挙区289、比例代表176の465議席。この定数の過半数(233議席)を取れば政権を担う与党となる。公示前勢力は自民276議席、公明29議席の305議席。過半数割れに73議席もの余裕がある訳だが自民党は自民単独での過半数獲得を目指しているとも言われ、公示前より43議席減までに抑えれば成就する。
 片や野党・他は160議席。政権奪取をと意気込むも12年前の民主党政権誕生前のように国民の高揚感は無く、共闘するとはいえ目を見張るような議席獲得はかなり厳しい状況と言えるのではないのか。

 小選挙区北海道第12区の立候補届けは道選管オホーツク支所(網走市)で受け付けし、午前9時までに川原田英世氏(38)=立憲民主党新人・会社役員=武部新氏(51)=自民党現職・12選挙区支部長=、菅原誠氏(48)=日本共産党新人・北見地区委員長=の3人が予想通り届け出を済ませた。
 3候補とも公示初日は網走や北見市で第一声を放ち、稚内には川原田氏は21日、武部氏20日、菅原氏24~26日までの間に入る。

「稚内1829人 3484人減少 公示前選挙人名簿登録者数」
 道選管宗谷支所は、18日現在の選挙人名簿登録者数を公表した。
 稚内市2万8060人(男1万3832)9町村合計2万4165人(男1万1993)の5万2225人(男2万5825)。
 前回の衆院選公示前(平成29年10月9日)と比べ稚内市1829人、9町村合計1655人の3484人減っている。

「辻井道選管支所長が談話」
 衆院選公示に当たって辻井道選管事務局宗谷支所長(宗谷総合振興局長)が談話を発表した。
 「有権者の皆様には選挙公報やテレビ・ラジオでの政見放送、インターネットなど、様々な機会を通じて得られる候補者や党の政策を見極め、棄権することなく大切な一票を投じられるようお願いします。
 新型コロナウイルス感染症が終息していない中での選挙になりますが、投票所においては感染防止対策をし、感染により療養されている方でも、一定の要件に該当する場合は郵便で投票できる新たな制度も設けており、積極的な投票参加をお願いします。
 衆院選が明るくきれいな選挙となりますよう、ルールを守った選挙運動を行うとともに感染防止対策の一層の徹底を強く望んでおります」

川原田 英世候補

武部 新候補

菅原 誠候補

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