時の話題 「きょうは立夏」
きょう5日は二十四節気の暦上では夏の始まり「立夏」である。秋~冬にかけて稚内でもそれほど違和感なかった節気も立夏辺りから現実性を伴わず秋までの間、乖離が激しくなる。
きょうもだが昨日までのGW天候は春というより雪は降らずとも冬の風情で冬物をクリーニングに出すなど片付けられないでいる。
「稚内なので仕方ない」と万事収まるならいいのだが、テレビなどで他のマチの様子を見聞するにつけ稚内に住む因果を感じることもある。
ただコロナ禍に関してはコロナウイルスが猛威を振るう東京や大阪、そして札幌などに比べればポツポツ感染者が出るのが関の山で安寧に暮らさせてもらっている。
定例休刊の日曜日の2日含め昨4日までプレスを休刊したが、観光客は少なく安堵するもダムの一穴ならぬ油断が惨事を招くこともあり、これまで同様の感染防止行動は欠かせない。マスク着用、手指消毒など基本所作は勿論である。
コロナ禍による経済窮状は大企業ほど赤字額が膨らんでいるが、我々零細企業とて額は小さいものの、塗炭の苦しみを舐めており、増してや個々人に置き換えれば非正規、寡婦世帯など弱者ほど影響は大きい。
そういう意味では大都会に住む人ほど非正規ゆえの悲哀が根深く稚内とてそう変わるものではあるまいという見方があるも稚内市や社会福祉協議会などの公助・共助は制度として整っている。
この2年間のGWで日本人、少なくとも筆者は幾らか利口になった様な気はしている。