個人情報を誤送付 保健所が不妊治療助成通知で

 稚内保健所が4日、特定不妊治療費助成金交付指令書を送付した際、他の申請者の所得税証明書を同封する事案があった。
 助成が決定した管内の夫婦2組に指令書を送付する際、返送する所得課税証明書を別の夫婦に誤って送付。4日に書類が届き、間違いに気づいた夫婦から連絡があり発覚した。
 保健所では、昨年12月7日にもコロナ感染者の個人情報を誤送したため、以降は3人体制でチェックを行っていたものの、この日は1人が不在で2人で確認作業をしていた。この2人は前回、誤送を発生させた職員と同一人物だという。
 河谷保健行政室長によると、今後は他の担当課の職員を交え複数人で確認し、管理職員による最終確認を徹底したいとしている。
 竹花振興局長は「こうした事案が発生したことを重く受け止め、個人情報の厳格な取り扱いについて指導強化し、再発防止の徹底を図ってまいります」とコメントしている。

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