英国人記者が白い道など取材 コロナ後の情報発信強化
東京を拠点に活動する英国人の女性フリーライターが来市し11日、宗谷丘陵の白い道などを取材した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国人旅行者が激減している中、コロナ終息後を見据え欧米からの誘客に繋げるため北海道観光振興機構の宗谷における滞在型旅行商品造成事業として、5年前から東京に住み日本各地の観光地を取材している女性ライターが7日に宗谷入りしてから利尻、礼文、猿払、稚内などを取材して回った。
利尻や礼文ではトレッキング、ウニ採りなど体験。10日は稚内でカーリングをし11日は宗谷岬、宗谷丘陵の白い道などに立ち寄った女性ライターは「欧米の人はその地域ならではの体験要素を取り入れた旅行を好む。利尻礼文、稚内の行く先々で楽しめ長く滞在できる観光メニューを用意することが大事。宗谷丘陵は日本には数少ない見所の一つ。白い道や日本の最北の地という強味を活かした観光メニューがあると面白い」と語っていた。
今回取材した内容は12月までに欧米向けに特化した旅行ウェブサイトに記事や写真が掲載されることになっている。稚内観光協会の戸村プロジェクトマネージャーは「彼女が行く先々で取材した所をSNSに写真を投稿しただけで、急にアクセス数が伸びた。稚内含めた宗谷からの情報発信を強化し終息後の誘客に繋げたい」としている。