新造受注で売上増加 港湾施設株主総会 営業利益は1億円計上

 稚内港湾施設会社は24日午後、サフィールホテル稚内で第63期定時株主総会を開き、6月決算を承認し役員を改選した。
 風無社長は挨拶で、使用船舶の老朽化による修繕費の増加や新型コロナでの漁価低迷など底曳き業界は厳しい経営状況にあるが、今後も新造船やサハリンプロジェクト関連、陸上工事などの受注増加に向け営業活動の強化を図るとし「社是である修得錬磨、共同和諧を実践しISO9001のシステムを効果的に運用することで信頼に応える地元企業として役割を果たしていきたい」などと述べた。
 売上は曳舟や台船の新造2隻を受注することができ2億円(前期対比全増)、船舶修繕8億2500万円(同4100万円減)、陸上部門7億4000万円(同8000万円増)の17億6500万円と、前期に比べ15・7%の2億3900万円増加した。
 新造船に加え、陸上部門でみどり公園整備工事の鉄骨工事、大型タンク修繕工事などを受注することができ8000万円の増加となり、売り上げの大幅増に寄与した。
 販売費・一般管理費を差し引いた営業利益は1億円(前期6800万円)、税引き前当期利益9900万円(同6600万円)、純利益は6100万円(同5010万円)だった。株主には3%配当する。
 改選された役員次の通り。任期2年。
 ▽代表取締役社長 風無成一▽常務取締役 梅津孝義、佐々木正人▽取締役 佐藤文彦▽取締役工務部長 年代啓二▽取締役工場長 納谷隆一▽取締役 坂原勇次、泉浩輝、土門哲也、小林賢弘、黒川明康。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ニュース

前の記事

天北堆