時の話題 「情報開示とは」

 市役所、市立病院がある中央地区の道道(稚内天塩線)で数日前から頻りに測量をしているので昨日の道すがら訊いてみると「測量としか申し上げられません」との返答。税金で請け負った仕事だろう―と隠し立てすることもあるまいと正直思った。
 市立病院の第2・第3駐車場はガラガラで人通りも少ないコロナ禍にあって日頃は余り気にしない事にも目が向き質問するも暖簾に腕押しというのか、木で鼻をくくったような返答には正直ガッカリした。
 業者にしてみれば余計な事は話さないという業務に忠実な対応なのだろうが、何も大上段に構えることでもなかろうと白けたのは確かであった。
 世の中、個人情報保護とかで喧しい昨今だが、余りの情報保護は人の間に、とりわけマスコミとの不信感を生むであろう。森友・加計問題、桜を見る会、検察官の定年延長もその類に入るのでないのか。
 しかし保護というより杜撰な取り扱いが多い安倍政権は民主主義にのっとっているようだが、実態はというと中国やロシアなどと代り映えしない。
 民主主義の根幹は主権在民であり個人の情報は遵守しなければならないが、必要以上の秘匿は情報保護から逸脱した都合のいい弁解ともいえよう。
 稲垣氏や川﨑氏が市議だった頃、随分、市に対し情報公開を求めたが黒塗りが多く、公開とは行政が都合よく行くよう成されているんだなとの印象を強く持った。
 オープンし過ぎも困るが開示拒否は政治への不信感を助長する。

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