稚内港でテロ備え合同訓練 新型ウイルス対応も

 稚内港国際テロ対策合同訓練が17日午後、中央埠頭で行われ、水際での危機管理態勢や国内でも感染が拡大する新型コロナウイルスへの対応策などを確認した。
 国際港としての危機管理態勢を強化するため実施されたもので、稚内市や稚内海保、稚内署など関係機関から50人余りが参加。コルサコフ港から稚内港に向かう客船にテロリストが乗船している可能性があるとの想定で訓練は行われ、悪天候のため小型船を使用した海上での訓練は中止されたが、稚内署によるテロリストの制圧、入国管理局の偽造パスポート発見など関係機関の連携強化を図った。
 合同訓練終了後、国際旅客ターミナルで稚内港保安委員会を開き新型コロナウイルスの対応策について感染病に対する情報を共有した。
 意見交換では稚内市から今年、稚内港にイギリス、ドイツ船籍などのクルーズ船6隻が入港予定していることが報告され、水際対策のための連絡体制を確認した。

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