市長一般行政報告 今年上期の観光客数一昨年並みに回復
12月定例市議会は28日から12月10日までの日程で始まり、初日は工藤市長が今年度上期(4月~9月)の観光客入り込み数など6項目について一般行政報告した。
上期の観光客数は39万4500人と前年に比べ3・6%の1万4400人増加。前年は西日本での大雨災害や北海道胆振東部地震の影響で落ち込んだが、今年は4月後半~5月上旬の大型連休によって旅行が広がりを見せ旅行会社などへの誘致活動も相俟って一昨年並みの数字に回復したとし、外国人観光客の延べ宿泊数は1万5000人と前年より9%の1200人増え、特に台湾、香港など東南アジアに加え、新たにアメリカからの観光客が伸びていることを挙げた。
就航7年目となるFDA(フジドリームエアラインズ)のチャーター便は、全国29空港から301便運行し1万7100人が利用。前年より14%の2700人減少する結果となった。要因として昨年より便数が減ったこと大雨、台風によるツアーのキャンセルなど挙げていた。
そのほか映画のロケなどの受け入れ窓口となる団体「わっかないフィルムコミッション」の設立、宗谷漁港の船舶上架施設の供用開始などを報告した。