時の話題 「飲酒運転根絶へ」

 8日夜、稚内市内で酒気帯び運転し信号待ちしていた車に追突するなど事故を起こした50代の男が現行犯逮捕された。飲酒運転がこれだけ喧しく言われる中での違反行為には呆れてしまう。
 福岡市職員の飲酒運転で幼子3人が亡くなり、道内でも小樽の海水浴場への道路、砂川の国道での死亡事故などあり厳罰化されたにも拘らず飲酒し運転するというのは運転者としてモラルばかりか人命を軽視する人としての倫理上も大きな問題があると指弾する。
 稚内での事故も稚内署の村上交通課長が指摘するよう大事故につながりかねず当人ばかりでなく家族など回りの人達も飲酒運転根絶を徹底しなくてはいけない。
 福岡や小樽、砂川の死亡事故が起きるまでの10年ほど前までは今ほど飲酒運転は厳しくなかったのは事実だが、厳罰化されたからではなく人の生死に係わるような運転は厳に慎まなければならない。
 飲酒運転ばかりでなく昨今はあおり運転も問題化している。ハンドルを握る以上は自らを律し他人に迷惑かけず運転するのはドライバーとして不可欠なことである。
 幸い今回の稚内の事故では追突された側に重傷者はいなかったが衝撃での打ち所が悪いとかがあると重大事故も―との事態もあったであろう。
 あと2カ月もすれば忘年会シーズンになり「この程度なら大丈夫」「飲酒してから時間が経ったので」なんて身勝手に甘く考えず自らを含め「人の命を預かっているのだ」くらいの職業ドライバーの使命感に立った運転をお奨めする。

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