水際対策を第一に 着任した高山稚内税関支署長
稚内税関支署長に着任した高山博行氏(58)は「ロシア人による不正薬物などの摘発事例が過去にあることから、国境の街である稚内での水際対策を第一目標に業務に努めて行きたい」と抱負を語った。
高山署長は倶知安町出身で、神奈川大学法学部法律学科卒業後の昭和60年、函館税関監視部を振り出しに、釧路税関統括警視官など歴任。前任は函館税関統括監視官。
稚内での勤務は初めてで「話しで聞くよりはずいぶんと過ごしやすい気候だと感じています」と。
34年間の業務の中で不正薬物、テロ物資の監視業務に当たった経験から「国内に持ち込ませないこと、国民の安心、安全を守るために水際で阻止することの重要性を理解し取り締まることが最も大切なことと感じている」と話していた。
趣味は旅行とドライブ。まだ宗谷管内をゆっくり巡っていないことから「どこに何があるか知るためにも早く管内を回りたい」と話していた。