魅力ある観光地作りへ DMO設立向けセミナー

 稚内市、稚内観光協会主催のDMOセミナーが24日午後、市正庁で開かれ、宗谷地域が一体となった魅力ある観光地づくりについて研修した。
 世界に誇れる観光地を目指すべく稚内でも新しい組織体制として設立を検討しているDMO化に向け開かれたもので、参加した宗谷管内の観光関係者ら50人余りを前に、日本版DMOを所管する北海道運輸局の長谷川巧観光地域振興課長が訪日外国人旅行者の現状、DMOの登録要件や枠組みなど解説した。
 続き富良野・美瑛地域でDMO設立運営に関わっている富良野市役所の松木政治商工観光課主幹が富良野独自の取り組みについて、市や観光協会、商工会議所などの観光に携わる職員が同じ事務所に常勤する「コンシェルジュフラノ」を紹介し、一つのフロアとなることでスピード感を持った観光振興策、情報共有が円滑に図れる利点などを挙げていた。
 SNSなどで情報を簡単に取得できるようになった旅行後の観光客と繋がりを持つことも重要とした松木さんは「旅を終えてからも繋がりを持ち、いかにそのマチの魅力を発信してリピーターになってもらうことが大切」と話していた。

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