南国から稚内入り マレーシアなどから 寒さ楽しむ

 今月に入り南国のマレーシアやシンガポールなどからのツアー客が稚内入りし、冬の稚内観光を満喫している。
 この時期でも最高気温が25度前後あるマレーシアは一年を通じて雪が降らず、現地の旅行者は冬の北海道をセールスポイントに旅行商品を作り、2日前に空路、新千歳空港から道内入りしたシンガポールのツアー客10人余りが5日、観光バスで北防波堤ドームやノシャップの恵山泊漁港などを見学していた。
 雪に慣れていないマレーシアの旅行者は足下に気をつけながらドーム内で記念撮影したり、雪に感激し雪遊びなどを楽しんでいた。同行していたバス運転手は「1週間ほどの行程で旭川や登別などに泊り、道内を1周する予定になっています。皆さん何処に行っても雪で遊んでいます」と話したあと、次の目的地に向かって行った。 
 シンガポールからのツアー客も稚内入りしており、インバウンド事情に詳しい観光関係者によると、シンガポールではこの時期、小学校などが長期休みに入り家族連れで雪などを見に北海道旅行する人が多く、7泊8日ほどの日程で稚内はじめ札幌、旭川、羅臼などをバスで周遊しているという。