けさ重機で一斉除雪 声問では57㌢ 開運、平年比2倍の22㌢

 真冬並みの寒気流入で今月2日夜以降、断続的に雪が降っている稚内市街地で5日、今冬初めて一斉除雪が行われた。
 稚内地方気象台によると、冬型の気圧配置が続いている影響で上空に雪雲が入り、5日朝までの72時間で開運31㌢、声問57㌢、沼川18㌢の雪が降った。積雪は開運で平年の2倍の22㌢(平年10㌢)に達した。
 2日夜以降、風雪が強まり場所によっては吹き溜まりで30㌢前後積もっていた所もあり今シーズン初めて市の除雪車が一斉に出動した。5日は早い所で明け方から除雪業者が幹線道路や住宅街に積もった雪をブルドーザーやロータリー車などの重機で取り除き、市民は自宅前の雪掻きに追われていた。
 市によると、一斉除雪は昨冬(12月7日)より2日早かった。
 市は除雪中の道路への雪出しは危険とし、車の路上駐車は除雪の妨げになるので止めるよう市民に協力を求めている。