時の話題 「クマ対策」

 全国各地でクマが出没し住民が死傷する被害が出ている。この中で秋田県ではイオン店内に入り、その後駆除されるもクマのこれまでにない行動に驚くと共に稚内の平穏さに安堵していたが、読売新聞によると15日の夜、国道40号豊富バイパスで宗谷バスの都市間バスがクマと衝突する事故があった。
 筆者推し量るに読売の記者か家族など関係者が乗っていたことから記事にしたとみられるが、市街地に出没しないからと言って安心できない。
 テレビで東北地方の男性が「ウィズコロナでなくウィズくまだ」などと言っていたが、地方自治体だけでなく都道府県や国の強固な対策が望まれよう。
 今更述べることでもないが今年の異常な人里へのクマ出没は、ドングリなどの実が不作だったのが原因と言われ2年前にもあった。その2年前に子グマだったのが成長し人里を恐がらず出没するようになったとの当て推量報道あるも本当のところはどうなのか。
 臆病な動物と言われるクマが危険な人々の居住地に現れるようになったのは前記などが重層的になったことだと思われ、山林開発など人為的理由もあるのではないのか。
 ハンターだけでなく警察官、時によっては自衛官の緊急猟銃も有り得るとのことだが、住民が近くにいる市街地でのライフル銃使用は危険この上なく万が一の事態だって有り得るだろう。
 クマとの共生とは勿論言わないが、ここは専門家の意見を聴くなどして市街地出没を減らす対策を講じるべきで独善的にならぬよう望んでいる。