今度はホップ作り始める 斉藤嘉仁さん

 坂の下でメープルシロップ作りをするウェブデザイナーの斉藤嘉仁さん(41)=緑5=が、今春から育ててきたビールの原料となるホップの今季分の栽培を終えた。「暑さの影響で成育はよくなかったが、成育過程で得た経験を来シーズンに繋げていきたい」と話していた。
 3年ほど前にビール製造に興味を抱いた斉藤さんは、計画途中で専門家の話しを聞く中で、ビール製造ではなく、原料となるホップ作りに着手し、今年4月から知人の上勇知の畑にホップの苗20株を植え、8月後半から9月にかけて収穫したホップを市販されているビールや炭酸水に入れて試飲した。
 自家製ホップでの試飲に「フルーティな良い香りが、炭酸と一緒に弾けて広がり、苦味が出て暑い日や働いた後の身体に沁みた」と手応えを感じた。
 安定した収穫をするため今年から数年間は植えた苗から株分けし苗を少しずつ増やす計画で、数年後の商品化に向けホップの収穫を目指している。
 今季のホップについて「暑さで虫に食べられたのも多くあったが今年初めて作ったことで分かったこともあるので、来年に活かしていければ」と話していた。