今月中旬に補修工事完了 メグマ沼木道の一部ルート

木道の補修作業をする業者

 木道が破損し立ち入り禁止となっているメグマ沼自然公園で、壊れた一部ルートの補修作業が進められ、作業にしていた土木業者は「天候状況によるが、今月中旬までには終わらせたい」などとしている。
 供用開始から40年が経つ木道はメグマ沼周辺を囲むように3ルート設けられており、全体的に老朽化が進み今年5月から立ち入り禁止の措置が取られ、市が実施した破損状況の調査で木道3ルート全てを修繕するには時間を要すため今年は空港側から入る延長1200㍍のコースの約450㍍区間の修繕が行われている。
 当初は8月中に補修を終わらせ、9月から一部ルートが開放される予定にあったが、8月下旬に稚内空港近くでクマが出没し9月に入っても大雨の影響で作業が遅れ、今も補修作業を行っている。
 メグマ沼は、木道近くの湿地帯で本州では高山に咲く植物が見ることができ、この地域ならではの野鳥が観察できるスポットとしてファンも多い。今季は木道の破損で一番、見所が豊富な5月〜6月に立ち入り禁止となっていたため残念がる旅行者の姿を目にした。