赤い羽根募金始まる 新任の中陳共募会長ら街頭啓発

 赤い羽根共同募金運動が1日から全国一斉に始まり、稚内空港では東京便で赤い羽根空の第1便が到着。厚生労働大臣と中央共同募金委員会会長のメッセージが工藤市長と中陳憲一稚内市共同募金会長に伝達された。
 伝達式ではANA客室乗務員の中場有里さんが厚生労働大臣の「募金運動の草分けとして、住民が相互に支え合う地域づくりのため赤い羽根共同募金が、今後も力強く展開されることを心から願っています」、客員係員の中野しずくさんが中央共同募金会長の「生活に困窮する人のためにも地域住民が繋がる共生社会の実現が求められています。誰もが支え合う社会を実現するため共同募金は重要な役割がある」などとのメッセージを代読し工藤市長と、1日午前の理事会で会長を退任した菊池工氏の後任として、新しく会長に就任した中陳氏の上着の襟に赤い羽根を付けた。
 12月末までの運動に工藤市長は「苦しい人のためにも皆さんが温かい気持ちで新年を迎えるためにも、助け合いは絶対に必要。皆さんの協力を頂きたい」、中陳会長は「困ってる人への支援として、共同募金への市民皆さんの協力をお願いしたい」などと述べていた。
 このあと午後4時から川野副市長、中陳会長、瀧市社協会長ら30余人が「赤い羽根募金への協力をお願いします」などと市内6カ所のスーパー前で市民に貧者の一灯を呼びかけた。
 稚内市共同募金委員会の目標額は480万円。