旭川明成高校のてっぺんコンサートに700人 潮見中、稚高などとの演奏も

旭川明成高吹奏楽部のてっぺんコンサート

 旭川明成高吹奏楽部の「日本のてっぺんコンサート2025」が20日夕方、文化センターで開かれ、道内屈指の実力校として知られる吹奏楽部の卓越したハーモニーが会場いっぱいに響いた。
 昨年に続き2回目となる稚内公演は、潮見が丘中卒業生で現在は明成高2年生で吹奏楽員として女子生徒が所属していることに加え指導者の佐藤淳氏と親しい関係にある稚内公演実行委員会の中山亮会長=稚内吹奏楽団副団長=ら稚内の音楽関係者が、稚内以外の演奏会を聴く機会が少ない稚内の子ども達に音楽の楽しさを伝える取り組みとして開いたもので、700人余り(昨年550)が来場。
 今年10月に栃木県である全国大会への出場が決まっている明成高の総勢80人余りの部員は「ラプソディ〜エクリプス」(2025年度全国コンクール課題曲)、明成ヒットパレード2025など演奏。第2部の1曲目「宝島」では、潮見が丘中や稚高など稚内の吹奏楽部員20人余りとの合同演奏もあり、演奏を終えたあと佐藤氏は「一緒に演奏した稚内の皆さんともこれで吹奏楽仲間。ともに頑張りましょう」とエールを送っていた。
 中山会長は「昨年より多い来場者に感謝いっぱいです。また来年に向けて頑張りたい」と話していた。