台湾から秋ツアー 観光協会PR効果 10月末まで600余人来市

 新千歳、旭川空港から道内入りした台湾ツアーが来市し、観光スポットなどを巡っている。誘致活動に関わった稚内の観光関係者は「今年春にエージェント回りをした成果」と話していた。
 誘致宣伝事業として今年5月、稚内観光協会などが台湾で売り込みした結果、主に道東や道央など行程に旅行商品を作っていた現地の旅行会社が今年は道北を加えたツアー商品を造成し8月下旬から台湾からのツアーが稚内入りし、10月下旬まで600人余りが来市する見込みとなっている。
 ツアーは1週間前後の行程で層雲峡、旭川稚内、利尻などを回る。稚内では宗谷岬、稚内公園、ノシャップ岬、副港市場など。台湾のツアー客を受け入れている車屋・源氏では、昼食で海鮮鍋やムラサキウニなどを提供し「稚内の海産物を喜んで食べていかれます」と話していた。
 協会の担当者は「台湾のツアーは、稚内の景色、食への関心も高く今後もセールスに力を入れていきたい」としている。