中央空き店舗で新たな動き 市議会 メグマ沼木道 一部修繕

 市議会は16日、一般質問が行われ、千葉一幸議員(志政会)、伊藤正志議員(市民クラブ)、森敬四郎議員(自民政友会)の3議員が質問した。
 千葉議員からの新庁舎供用開始による中心市街地の賑わい創出などの質問に、工藤市長は新庁舎は災害時対策拠点やキタカラ周辺をどのように変えていくのかなど街づくりの視点を含めて検討し今の建設場所に決定したとし「街の交通の結束点であり、様々な機能の集積地として、人が行き交う地域を目指し、新庁舎建設を契機に今後も民間などの動きも視野に入れながら検討を進めていく」と述べた。
 中央商店街の空き店舗を活用した新しい場づくりへの行政支援への質問には、関係団体が集まった意見交換の場で地元の高校生から街づくりに参画したいという意向があったことを踏まえ市長は「将来を担う地元高校生の声を伺う機会を設け、商店街の空き店舗活用に向けて若い視点を活かした〝音楽〟や〝食〟に関するイベント企画の提案があり、開催に向け商店街関係者を中心に取り組んでいる。多様な世代が賑わいづくりに向けて積極的に支援していきたいと考え、市として何ができるか関係者と協議していきたい」と答えた。
 木道が破損し今年5月から立ち入り禁止となっているメグマ沼自然公園には、市長は破損状況の調査結果で木道3ルート全てを修繕するには時間を要し現在、空港側から入る延長1200㍍のコースの約450㍍区間の修繕を進めていると説明した上で、公園の在り方について「観光振興や市民利用の観点、費用負担の妥当性を踏まえ、多角的な観点から議論し今後の方向性を慎重に検討していきたい」とした。
 伊藤議員は看護師確保対策など3項目、森議員は副港市場に隣接する石蔵など4項目について質問した。