自民党崩壊まで言及 そよ風の会主催 山岡鉄秀氏の講演に60人

 稚内そよ風の会が主催した「滅亡か復活か岐路に立つ日本」講演会が30日午後、えびなイベントホールで開かれ、情報戦略アナリストの山岡鉄秀氏は集まった60余人の市民らを前に「今の政治家、官僚に任せていては日本は無くなる」とまで言い切った。
 山岡氏は日本の敗戦は太平洋戦争だけでなく4つの敗戦があるとして、現代は第四の敗戦状態にあるとしてバブル経済崩壊後の経済は右肩下がりにあり若者は可愛想なほど質素倹約状態に陥っており山岡氏が留学した豪州へ出稼ぎに行かなければならないほど日本と豪州の経済環境が変化してしまったことを嘆いた。
 この状況下にあって外国からの技能実習生は「欺瞞に落ちている」とし「政治家と官僚にこのまま任せていては日本は潰れる」とまで言い放った。
 裏話とし米国の日本に対する戦争への仕掛けについて「日本が日清戦争で勝利した1897年から潜かに進められ、当時、米国は世界の国々を色分けし表現しておりオレンジ国の日本の壊滅作戦のオレンジ作戦は着々と進められ、一番やっちゃいけない真珠湾攻撃をしてしまった」とし、張本人の山本五十六海軍大将は開戦の時、のほほんと囲碁をしていた」と裏話を明かす。
 敗戦後の吉田茂総理は米国にとって都合の良い見識ない人であったとし、戦争後のサンフランシスコ平和条約締結(1951年)の際、のち々々問題となる日米安保条約も密かに締結されていたことも暴露していた。
 プラザ合意(1985年)によって日本経済は息の根を止められる状況になり、その後のバブル崩壊まで突き進んでしまった。
 また講演最終になると岸田前総理の左政策を批判。バイデン前米国政権に肩を持つ考えから石破茂氏を自民党総裁に推したことも申し添えていた。
 トランプ米大統領の相互関税について「カツアゲ、ぼったくりで日本が米国の属国状態にあると断じても過言でなく、自民党政治の終焉がまんざら遠くでない」とも話していた。