昭和100年巡回展 旧瀬戸邸 樺太引揚時着用した角巻きも

戦後宗谷の歴史などを伝える宗谷管内巡回展「宗谷の昭和100年〜戦争の時代から復興へ」が、旧瀬戸邸で開かれている。
今年は太平洋戦争終戦から80年が経ったことに加え、昭和100年の年になることから学芸員が配置されている稚内市はじめ利尻、利尻富士、礼文、枝幸各町の教育委員会が主催し巡回展を開き、24日までの北方記念館で開催された第1弾に続き、第2弾として旧瀬戸邸で開かれている。9月28日まで。
宗谷地域の人たちが体験した戦争と、その後の暮らしの再生をテーマに、旧瀬戸邸では樺太からの引き揚げ船で稚内に来た親子4人が深夜、船で北防波堤ドームに到着後、寒さをしのぐため使った防寒着の角巻が飾られ、来館者は興味深く見ている。
邸内の通路などに当時の稚内の歴史を知るパネル15点が展示されている。


