声問にドーム型ハウス 佐賀県の業者 稚内で冬の耐久性など調査

市街地から宗谷岬に向かう声問地区の国道238号沿いに、ドーム型のハウスがお目見え。佐賀県で省エネ事業などを行う施工者の岡部電器の岡部寛樹会長は「災害に強い省エネ建物として、稚内で冬の耐久性などを調べたい」としている。
声問地区の山本建設が管理する自然冷熱利用貯蔵庫の斜め向かいに建つドーム型のハウスは、特殊な発泡ポリエチレン製で作られ、夏は涼しく冬は断熱効果があり、室内は25畳の広さがある。
九州で同型タイプの小型風力発電事業を行う縁で山本建設から借りた土地で、昨年冬から基礎工事に着工し現在、九州と稚内を行き来する岡部会長が内装工事を行っている。
本州では同じようなタイプのドーム型のハウスは、宿泊施設で利用されている所もあり、今回はモデルハウスとして稚内の風や冬の耐久性などを調べるため建てたという岡部会長は「完成してからは実際に住んで、空間の生活状況を確かめたい」と話していた。
興味があれば見学もできる。☎0120―792―185。


