市役所新庁舎議員と報道に公開 1階の住民サービス充実

 10月に開庁する市役所新庁舎の内部が25日午後、報道関係者と市議会議員に公開された。
 建設費や備品購入費、用地取得費用などを含めて総事業費約80億円を投じた新庁舎は一昨年夏に竣工し本体工事は完了。地上4階の鉄筋コンクリート造りで延床面積は約6700平方㍍あり現庁舎より240平方㍍小さい。1階は総合窓口課や税務課、会計室、社会福祉課、こども課、健康づくり課、長寿あんしん課など住民サービスの担当課が横一列に並びワンストップ機能となり、市民利用スペースや売店なども配置される。
 2階は建設産業部、教育部、3階は企画総務部、市長・副市長室のほか、災害に備えた一時避難スペースの役割を備えた部屋、備蓄庫を設けた。4階は議場や正副議長室、大会議室など。
 堀都市整備課長の案内によって1時間ほどの見学を終えた吉田議長は「コンパクトな造りで必要な物はきちんと配置され、使いやすい印象。4階のラウンジも市民に親しまれると思います」と感想を語り、新しい議場については「傍聴席と議席が近く開かれた議会となりました」と話していた。
 今後は外構工事や駐車場整備などを行い、備品搬入などを経て、引っ越しは10月10日の勤務終了後から12日まで行い、13日に開庁セレモニーと市民見学会を予定。14日から新庁舎での業務を始める。