ひきこもり、スクールガード質す 市議会民生文教常任委員会
市議会民生文教常任委員会が25日、市正庁で開かれ、ひきこもりの現状とスクールガードボランティアについて審議した。
中村夕子基幹相談支援主幹が10代~70代の稚内市民のひきこもい状況を配付された資料を基にした説明のあと佐藤由加里議員(日本共産党)が相談チームでの効果や課題を尋ねた。中村主幹は「チーム一丸となり取り組んでいるが(相談が増えないのは)敷居が高いのかと思っている」とし、この種の問題の取り組みの難しさを吐露した。
佐藤議員は相談受理を始め5年目の節目を迎えたことでの検証について質すも明確な対処法を示すことができず、相談対応の限界について明かにした。更に事業の最終目標は―との質問には「家族の意向を確認しながら当人との接点を探っている」と曖昧な答弁に終始した。
スクールガードについては鈴木茂行議員(公明党)が質問。登録者が356人もいる割には一部の人達だけが活動しており、PTAからの登録者が活動していない現状に「散歩やジョギング、新聞配達している人達にも協力してもらうことが必要では」と提言していた。
横澤輝樹議員(自民政友会)が創設時の経緯など質問していた。


