時の話題 「あす参院選投票」
事実上の政権選択選挙になろう参院選が明20日投開票される。
衆院が少数与党にある中、参院選でも自民・公明の与党が過半数を割れば一気に政局は流動化し、過半数を取れなくても自民党は現野党の党を政権内に引き込もうとするだろうし、片や立憲民主と国民民主は政界再編の主導権を得た後に政権奪取を図るであろう
ここで注目されるのは今選挙で議席を大幅に伸ばす公算が高い参政党だが、選挙最終盤での神谷宗幣代表や立候補者の失言目立つも今の勢いそのまま明日の投票日を迎えることだろう。
報道によると、自民党の保守派の票が参政党に流れているそうだが、そう単純な構図ではなく、この党が訴えてきたコロナ禍でのワクチン投与への反対はじめ既存政党にはない訴えが昨年10月の衆院選、今年5月の都議選での議席伸長に結びついたものであり、その流れは今参院でも結実するのが濃厚である。
派閥力学により巧みに政局運営してきた自民党の瓦解と熔融は始まっており参院選の結果によるが政界再編の可能性が出てくる。
時代は変わった。SNSが選挙運動の中心となり、これまで通用してきた遊説やビラなどの戦術が若者世代を中心に忌避され、SNSで過激な発言を繰り返す参政党やれいわ新選組など新興勢力が既存政党に取って代わる存在になろうとしている。
我々有権者は誰か何それの真贋を見極め投票権を行使せねばなるまいし、トランプ関税中東情勢の不安定など世界情勢がカオス(混沌)化する中、参政権の問い直しも必要か。


