稚内初、講道館8段 柔道界 87歳の菅原清治さん

稚内地方柔道連盟最高顧問の菅原清治さん(87)=菅原畜品会長=が、日本の柔道総本山「講道館」が認定する八段に昇段した。稚内地方柔道連盟として初の快挙に、菅原さんは「人の縁で柔道を70年以上やってきて良かったです。光栄な事で嬉しく思います」などと喜びを語った。
菅原さんは15歳の時に当時、近所にあった高等女学校が男女共学になったことで体育館で行われていた柔道の稽古を見学したのを切っ掛けに柔の道を目指した。若い時、稚内で柔道が盛んだった頃、4つあった柔道クラブの指導者を務めるなどし平成10年から23年まで稚内地方柔道連盟会長を務め、令和元年から最高顧問となっている。
今回の8段昇段は後進育成や稚内の柔道界発展の基礎を築き上げた功績を称え、旭川柔道連盟、北海道連盟の推薦を受け、講道館が4月30日に開催した最高審議会で決定した。
70年以上もの間、柔道に携わってきた菅原さんは「若い時は警察の方と柔道で親交を深めました。柔道を通じて人の縁に本当に感謝したい」と語り、柔道の魅力については「日本人の誇りであります。長くやってきて良かった」と話した。
稚内地方柔道連盟は今年創立70周年を迎え大きな節目の年に菅原最高顧問の8段という朗報に三上雅人理事長(52)は「稚内の柔道界にとって名誉な事であり、誇りに思います」と話していた。


