トラブルの際の対処法 宿泊税導入説明会で事業者から要望

 稚内市は14日、市長会議室で宿泊税導入に向けた宿泊事業者対象の説明会を開き、今後のスケジュールなどについて事業者に説明した。
 有識者で構成する審議会の協議を経て5月下旬に「新税を導入することが望ましい」との答申を受け、宿泊税導入に向けて開かれた説明会は午前と午後に分けて行われ、ホテルや旅館、ゲストハウス、民泊施設など8事業所が参加した。
 事務局の市(観光交流課)から導入に向けての検討経過や今後の宿泊税の使途などは関係者と協議した上で決定していく事などを説明。午後の説明会で参加者から「旅行者は宿泊税を徴収されることは理解すると思うが、出張で利用した場合にも宿泊税を徴収されるのを周知させるなどトラブル対策を図ってほしい」との意見があった。
 説明会終了後、宿の決済方法で旅行サイトなどの事前決済を導入している事業者の1人は「現地で再び宿泊税の事務手付きを行う二度手間だけは避けたい」などと本紙の取材に答えていた。