いずれフェスイベントを ニンニク栽培 中山、小玉、斉藤さん



稚内でニンニク栽培に取り組む稚内通信設備社長の中山亮さん(49)、富士見地区でコーヒー焙煎所を営む一方でニンニクも育てる小玉道晃さん(44)、メープルシロップ作る傍ら坂の下でニンニクを育てるウェブデザイナーの斉藤嘉仁さん(41)さんの3人が、収穫に備え間引きを兼ね芽取り作業を行った。3人は「稚内産のニンニクでいつかイベントをやれれば」と思いを一つにしている。
10年ほど前から若葉台の畑でニンニクを育て今季4500株を栽培している中山さんは6月下旬から芽取り作業に入った。成長具合を見て今月下旬までには収穫を考えているが「今年はいままで以上に太く成長している。抜いてみないと分からないが、良いニンニクが出来ていると思う」と期待を寄せ、収穫した生ニンニクをユアーズで販売する。
5年以上前から祖父が使用していた土地でニンニクを栽培し今季は2000株を育てている小玉さんは、今月上旬に芽取り作業を行った。「海からミネラル豊富な潮風が吹き、順調に成長しています。今月下旬までには収穫したい」と話していた。
友人の小玉さんと同じ時期にニンニクを栽培を始めた斉藤さんは4000株を育てる。6月下旬から今月上旬に芽取り作業を終わらせ、今季は初めてニンニクの芽を市内店舗で販売した。成長具合に「去年よりは良い物が出来ていると思います。収穫が楽しみです」と汗を流していた。
この時期は収穫に向けて、雑草取りが大変だという3人はいずれ稚内でニンニクを使用した食イベント「ニンニクフェス」開催を考えており、「いつか実現させ、地域が盛り上がる起爆剤にしたい」と話していた。


