時の話題 「政権交替あるのか」
公示されたばかりとはいえ参院選は早や終盤の様相でマスコミ各社の予想では自民・公明の与党の退潮は否定できないというより確定的なようである。
それも非改選の75席含め125議席の過半数に届かないという予想で、選挙後の現野党の思惑あるものの、政権交替の可能性が高くなっている。
政権選択選挙は衆院選なのだが、衆院は昨年の選挙で過半数割れしており、仮に今参院選でも過半数割れという事態になれば自ずと政権交替とはなる。しかし魑魅魍魎の政治の世界はそう簡単にならない。
1993年(平成5年)の交替劇は非自民・非共産8党による連立政権が誕生するも一年足らず瓦解してしまい、翌94年には自民党と日本社会党、新党さきがけ連立の村山内閣ができた。自民党と社会党と言えば水と油のような関係で決して交わる事が無い筈だったが、意図も容易に連立するのだから世間一般の常識では有り得ないのが政界で起こる。
今回、政権交代となれば2009年の旧民主党政権以来16年ぶりになる。
選挙分析もあり政権交替するのに違いないとするのは早合点である。衆院同様、比較第一党に自民党が止まれば公明党に加え他の現野党を含めた連立政権はあり得ることで、総論囁かれるようにすんなり政権交替にならず国政の混迷を極めることになろうか。
野党が勝利し立民が比較第一党になった場合の首班指名候補者として躍進するであろう国民民主党代表の玉木雄一郎氏を当てれれば政権交替は現実味を帯びてくるのでないか。


