ヒマラヤトラノオ開花 北方植物園 高山植物見ごろに

 百年記念塔下にある稚内市北方植物園で、ヒマラヤや礼文などに自生する高山植物が見頃を迎え、訪れた旅行者や市民の目を楽しませている。
 園内10カ所以上ある花壇に100種の高山植物や山野草が植栽され、ヒマラヤに自生する花を集めた花壇では中国雲南省~ヒマラヤにかけた地域に分布する高山植物で穂状の花が特徴的なヒマラヤトラノオが先週から開花した。ほかの花壇には高山の岩場に生える白い花が特徴のギンロバイなど野草を見ることができる。
 今月に入ってから日中の気温が20度超え、平年より暖かい日が続いていることで開花した花の数も増え、晴れた日は公園を散歩している市民やレンタカーで旅をしている旅行者が植物園に立ち寄り、貴少な花を観賞している。
 植物園を管理している稚内山野草同好会は新たな花が咲く度にホームページで開花情報を発信している。