嶋崎さんの代役に中川の日置さん シンガポール女性のガイド務める

 道内旅行で稚内入りしたシンガポールの50代女性が、自転車ツアーで宗谷丘陵の白い道などを散策した。ガイドを担当した中川町で自転車ツアーなどを行う日置商店の日置友幸代表(52)は「都合で案内出来なかった自然ガイドの嶋崎さんの代役で、急きょ私が担当させて頂きました。宗谷の自然を楽しんで頂き、ガイドできてとても良かった」などと今後のガイド同士の在り方について話した。
 今回のツアーは豊富、稚内で自然ガイドとして活動している嶋崎暁啓さんにシンガポールの女性から6月29日にツアー案内を依頼されるものの、別案件でガイドの日程が調整できなかったところ日置さんが代役を引き受けた。
 2021年に中川町の観光協会事務局長を退職後、町の観光事業の仕事を経て今年1月に独立し自転車ツアーなどをメインに何でも屋を展開する日置さんは、宗谷岬の観光案内所「ベース宗谷」で自転車を借りシンガポール女性を白い道や宗谷岬などを2時間ほど案内した。
 観光地と呼ばれる場所ではガイド不足が課題の地域がある。稚内では大沼でカヌーツアーやテントサウナなどを展開するSEASの木村亘代表、最近事業を立ち上げ道北の歴史ツアーを行うサウダージ稚内の倉悠介代表もおり夏場はカヤックや宗谷丘陵などで自転車ツアーをする嶋崎さんは今回の代役ガイドで「一人で仕事が出来ない場合は宗谷の夫々のガイドが情報交換し連携する事でお客さんの対応を図っていく事が出来る。それが滞在時間の延長、旅行者の満足度に繋がり観光地のレベルアップになっていくものと思います」と話していた。