敦賀元市長偲び追悼 市主催 親族ほか市民150人参列

4月14日に103歳で亡くなった元稚内市長の敦賀一夫氏の偲ぶ会は29日、サフィールホテル稚内で親族や関係者ら120人余りが参列し開かれ、その後の一般献花に市民30人が訪れ、敦賀さんとの別れを惜しんだ。
偲ぶ会は黙祷あと、敦賀氏の遺影を前に、主催者代表し工藤市長は令和4年に敦賀さんの100歳を祝ったこと、平成3年の稚内市長選で8期32年間の市長を務め、9選目指した故浜森辰雄氏の選挙戦を制し当選した事などを振り返った上で「市長として2期8年に亘り、市政の発展に多大なる貢献を頂いた事は今でも多くの市民の脳裏に強く焼きついています」と述べ、市長在任中に完成させた水夢館や温泉童夢などに「あなたが残した施設は完成から約30年の時を経た今でも多くの市民に利用され、愛され続けています。あなたのこの街に残された志しを大切にし、街を発展させていくために一層、努力することを誓います」と挨拶した。
続き吉田孝史市議会議長、小川文三市政功労者の会会長、佐藤忠男市役所職員年金者の会会長の追悼の言葉のあと、遺族を代表し敦賀氏の長男・敦賀基行氏が「父は市長として2期8年間、精一杯に稚内市のため市民皆さんの生活を豊かなにするため日々、邁進していたと思います。家に帰ってからも市政の事を考えたことを思い出し努力していました。晩年に父がよく言っていた言葉が〝我が人生に悔いはなし〟でした。偲ぶ会は父もきっと喜んでいます」などと述べた。


