週末雑感
GW以降、7週連続し祝日がなく小社などは週6日間の発行を続けてきたが、来週末には北門神社例大祭で休刊するため〝連続勤務〟は終わる。社員、配達員の勤労には感謝の言葉しかありません。
週休2日制は1970年代にかけ大企業の一部で導入され、92年に国家公務員(その後地方公務員)、2002年には学校でも始まった。
戦後の復興をがむしゃらに働き支え「エコノミックアニマル」とやゆされた日本人だったが、一生懸命働くことで生活水準が上向きマイホームを建てるまでになるも、その家も老朽化し住人も居なくなるなど都会も田舎も荒廃してきたのが今日の町並みであろう。
稚内でも昭和50年(1975年)代に住宅建設ラッシュがあり街が中央、大黒地区から緑、こまどり、萩見、富岡などに広がり関連業者は潤った。
家が中央など中心街から遠くなったことでマイカーブームが押し寄せローンを組みやすくなったこともありディーラーばかりでなく整備など関連業種も我が世の春を迎えた。
筆者の知人が言っている人生訓がある。
「一人の人間が良くたって10年だ」
実際には良い時が10年以下のこともあろうし10年、20年のこともあろう。運も多少あろうが社長はじめ社員の頑張りが社運を向上させることもある。
ここで問題になるのが人間の老いである。定年が60歳であるよう働き続けても精々70~80歳が潮時である。上手く継承できればいいが大半は社長後継者が決まらず黒字廃業という事態も出てくる。
精々、10年なのだ。

