カーリング選考会 市民割、小中観戦も 市議会 補正予算案可決

 市議会は27日、議案特別委員会を開き、9月に稚内で開催される来年2月のミラノ冬季オリンピックに繋がるカーリング最終予選会に向けた日本代表選考会の予算639万円などを盛り込んだ一般会計補正予算案2818万6000円、条例案などを審議した。
 みどりスポーツパークで開催されるカーリング日本代表選考会の4人制は9月10日〜14日まで開かれ、男子はコンサドーレなど2チーム、女子はロコ・ソラーレなど3チーム。2人制のミックスダブルスは25日〜28日まであり、3チームが出場する。
 川崎真哉議員(市民クラブ)や吉田大輔議員(同)からのチケットの販売、会場内に設ける200席設ける臨時の仮設席などの質問に、青木社会教育課長は7月1日〜10日までにかけて、稚内市民を先行して1試合30〜50席分のチケットを販売。4人制は通常6000円のチケットを市民割で4000円、ミックスダブルスは5000円を市民割3000円で販売し、男女1試合ずつ観戦できるなどと説明した。
 既存の2階客席は大会規模の関係からメディア、関係者で使用できないとしたが、青木課長は市内の小中学生が日本のトップレベルの試合を間近に見れるよう校長会と調整し1試合に30人程度の子ども達が見れるスペースを確保するとした。
 工藤市長は今回の大会に「全国、世界レベルの大会が稚内であり街を上げて盛り上げていきたい。パブリックビューイングも行い、多くの方にカーリングに触れてほしい」と述べていた。
 委員会採決で、一般会計補正予算案は起立多数で可決した。