斉藤さんの国境写真展 モシリパ 改修し展示室設ける

 ゲストハウス「モシリパ」に写真家・斉藤マサヨシさん(70)が撮影したサハリン関係の写真が飾られ、斉藤さんは「写真を通じて宿泊者に稚内が国境の街であることを知ってほしい」と思いを語っていた。
 宿の共用スペース「ダイニングルーム」に斉藤さんがサハリンの自然や日本時代の記憶と今の人々の暮らしを写し数年前に販売した写真集「サハリンに残された日本」を宿泊者用に展示していたところ、目を通す人が多かったことから写真を通じて稚内とサハリンとの関係性を知ってもらう機会として、部屋の一部を改修し斉藤さんの写真スペースを設けた。
 過去19回、サハリンに行った事があるという斉藤さんが2007年〜18年までの間に撮影した6点展示。戦前の日本国境線、サハリン最南端のクリリオン岬から撮影した利尻山、宗谷丘陵から見たサハリンなどの写真に宿泊者も興味深く見入っているという。
 斉藤さんは「国境の街として日本から外国が見えるのは国内で稚内、対馬、与那国の3カ所だけ。写真を通じて稚内が国境の街であることを知ってもらえれば」と話していた。

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