週末雑感

 きょうから2日間日程で日本最北端白夜祭ビアガーデンが開催されたというのに生憎の雨模様の天候のため一日目は中止になったもの、二日目の明22日には天気が回復しそうなので日本で一番、日中が長い稚内のイベントを楽しんでもらえばと願っている。
 白夜祭に合わせ催される映画祭(21、22日)は注目作品が目白押しで、筆者は早朝の映画を見に行く予定をしている。
 北の果てにあるのだから肌寒い日もあり、来月初めの北門神社例大祭でストーブを点けることがあるので、それより10日早く催される白夜祭の天候が勝れないことは稚内市民承知なものの、観光客にとって案外なものだが人が集まる人いきれの〝熱さ〟は体験できようか。
 日本最北端のマチらしく今以上に内容を充実させ全国テレビで取り上げられるようなればしめたものになるであろう。
 地方のまちになるほど役所・役場など官主導の行事が営まれ稚内も例外でない。工藤市長は以前「10万人規模のマチなら民間主導で出来るが、我がマチはほぼ全ての行事を市がやらなければならない」とこぼしていたことがあった。その時より人口が減っている今にあっては行政主導が前より進んでいる。
 この官依存体質を変える特効薬は―と問われ即答できる御仁は恐らくおるまい。今こそ外から目線を若者のやる気が必要で、やる気の腰を折らない重鎮の助力も欠かせない。
 北極海航路の寄港地類稀な食料生産の地に加え風力発電絡みのマチ起こしが要諦になろうか。