オオナゴ今年も不漁か 本格化は6月中旬以降?

 2日、オオナゴ漁が解禁され、出漁した第172榮寶丸が出漁し午後1時前には帰港したが23箱と低調な滑り出しとなった。
 オオナゴ漁は昨年、海水温上昇などにより5・3㌧と振るわず、稚内水試による5月の漁獲物調査などでも魚群はなく、魚群探知機による観測ではオオナゴと見られる反応がほとんど確認できず、漁獲調査でも獲れなかった。
 2021年にはロシア警備当局にオッター船が拿捕され、操業が遅れるなどオオナゴ漁は厳しい状況が続いている。
 午前0時に出港したオッター船は、オホーツク海猿払沖のポケット場で操業し、午後1時前に帰港。午後2時過ぎから入札が行われた。漁業関係者によると「本格的な漁は6月中旬以降になるのでは」と話していた。
 かけ廻し漁船は、沿岸漁業者との協定後に操業する。