有料ガイド向け下見 観光ボランティアガイド

6月中旬から有料で街歩きガイドを始める稚内市民観光ボランティアガイドは先週末、ガイド6人が下見のためコースを歩いた。2時間かけ散策した鈴木昌子副会長は「観光客の満足できる案内ができるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
今季の新規事業としてスタートさせる街歩きガイドは、キタカラ前をスタート地点に北防波堤ドーム、大鵬上陸の地記念碑、北門神社、瀬戸邸、キタカラ前に戻る約3㌔のコース(2時間)を、観光マイスターの資格があるガイドが見所を紹介し1組2人まで2500円、5人まで5000円で道案内する。
下見では本番を想定し北防ドーム内を歩きながら大正12年に大泊(コルサコフ)との稚泊航路が開設されたこと▽北門神社では稚内公園に行くロープウェイが2006年に廃止されたことや全国的にも珍しい子を抱いた狛犬が、子宝にご利益があると言われていることなどガイド原稿を見ながら散策した。
街歩きガイドの周知については、稚内観光協会と調整中だが、きた北海道DMOのホームページに掲載し参加を受け付ける。
函館など主要観光地で有償ガイドは取り入れているが、稚内では結成した平成20年から初めての有料ガイドとなり、鈴木副会長は「稚内に来て良かった。また来たいと思ってもらえるよう私たちもスキルアップしていきたい」と話していた。


