大規模草地に170頭入牧 樺岡ファーム 退牧時には100㌔太り

 樺岡の大規模草地で28日、乳牛の入牧作業が行われた。
 1週間ほど前には冬の間、大規模草地のファームの牛舎で過ごした預託牛350頭が放牧され、28日には北宗谷農協稚内支所と沼川支所の酪農家16戸から170頭が運び込まれた。
 午前9時~午後1時過ぎまでの間、トラックで運ばれてきた月齢6カ月以上の体重200㌔前後ある牛を識別するタグが体に取り付けられ体重測定をした。1週間後に放牧される。
 預託牛は5カ月後の10月末まで650ヘクタールの広大な放牧地で過ごし、飼い主の酪農家に戻る時は100㌔ほど体重が増える。
 稚内樺岡ファームの高橋直純社長(54)は「樺岡は雪融けが早く最近は草の伸びも良い。今後さらに牧草の伸びも良くなっていくので、広い牧草地でのびのび育ち、大きくなってほしい」と話していた。