前浜でも早採りコンブ漁 宝来、抜海の一部で

 宝来地区などの前浜で25日からコンブの早採りが始まった。前浜での早採りは3、4年ぶりになり「昨年より今年はコンブの量はある」と漁師は話していた。 
 稚内漁協のコンブ漁は7月に解禁されるが早採りはツブやカキなどによる食害や昆布に砂や泥が付着する前に商品価値を高めるため行っており、先にはまなす地区でGW明け~6月末までの漁期で行われていたが、繁茂状態が良い宝来、抜海の一部でも6月中旬まで行うことになった。
 25日朝、宝来1〜3の前浜での消波ブロック周辺でねじり棒でコンブ漁をしていた漁師数人は「午後から雨予報なので早めに漁を切り上げた。早採りコンブは主に加工用として出荷する」と話していた。