名誉あるADC賞受賞 相沢食料百貨店 北のはしベーカリー

 中央アーケード街の相沢食料百貨店が運営する「北のはしベーカリー」が、100年以上の歴史と権威あるニューヨークのアートディレクターズクラブ(ADC)賞のブランディング部門で最高賞から3番目の銀賞を受賞した。店開業から1年半での快挙に、福間敏彦社長(51)は「店のコンセプトを評価して頂き嬉しい。名誉ある賞ですので誇りに思います」などと喜んでいた。
 ニューヨークADC賞は、100年以上の歴史を持ち世界で最も権威のあるデザイン賞の一つとして知られ、104回目を迎える今年は世界70か国以上から寄せられた数千点の応募の中から厳正な審査の結果、相沢店の「北のはしベーカリー」のブランドコンセプト・ロゴデザイン、パッケージ、店舗デザインなど、一貫したブランド体験が高く評価された。
 2023年12月8日に開店した「北のはしベーカリー」は道産小麦やパン酵母、宗谷の塩など素材にこだわり現在は15〜20種類のパンを作り、市民に親しまれている。
 今回の受賞に福間社長はじめスタッフは「最北の地から、身体にやさしい食事パンをお届けすることが私たちの幸せ。この想いを世界で評価いただき、スタッフ一同大変光栄に感じております。今回の受賞を励みに、今後も地域の素材を使い地域の魅力を国内外に発信できるよう努めてまいります」と話し、受賞の報に接した常連客は「クロワッサンなどいつも買っていますが本当に美味しいパンです」と話していた。