26日から運転再開 JR宗谷線 GW前の再開にホテルなど安堵

 JR北海道は22日午後、普通列車の脱線事故で運転を見合わせているJR宗谷線の音威子府駅〜稚内駅の区間の運行に関し今月26日から再開すると発表した。
 今月8日早朝、宗谷線の天塩中川駅〜問寒別駅間の線路の盛り土が崩れ1両編成の普通列車が脱線したため8日以降運転を見合わせていた。
 当初、復旧には1週間以上かかるという見通しを示していたが、現場付近には大量の雪融け水が溜まっていたことなどから復旧作業が難航。雪融け水をスムーズに流すため盛り土の中に水抜きパイプを埋め込んだりするなどの対策を講じて事故から2週間以上たっての運転再開となる。
 26日は車両繰りのため稚内駅始発の普通列車は運休する。運転状況はJR北海道のホームページで確認するとよい。
 運転再開の発表後、稚内駅改札前に再開を知らせる張り紙が張られていた。市内のホテル関係者は「運休後、何人かキャンセルが出ていたので、GW前に再開することが決まって良かった」と安堵していた。