酪農発展と地域安泰願う 川西、 曙地区 牛馬頭観音祭営む

 馬や牛への感謝と農作業の安全を願う牛馬頭観音祭・祈願祭が17日、川西神社境内で執り行われ、地域住民が酪農の発展や地域安泰などを祈願した。
 酪農などが産業となる川西町内会と曙町内会では、古くから農耕作業する牛や馬への感謝の意を表すため神社に馬頭観音碑を建立した昭和50年から合同で観音祭を行っており、今年で47回目となる祈願祭には両町内会から40人余りが参列した。
 沼川の僧侶が祭文を読み上げたあと、参列者1人ひとりが焼香して合掌し地域の繁栄などを祈願した。神事を終え、川西町内会の吉田幸一会長(59)は「沼川地区は昔から酪農地帯。古くから農耕などで飼育していた馬や牛の健康、商売繁盛など願う大切な祈願祭です」と話していた。
 曙地区で200頭の乳牛を飼育している40代の男性は「父親の代から大切にしてきた祈願祭。今年1年、無事に商売ができるように願いました」と本紙の取材に応えていた。

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