脱線事故で宗谷線運休 JR北 復旧には1週間以上かかる見通し

 8日朝、中川町のJR宗谷線天塩中川〜問寒別駅間で普通列車の脱線事故が発生した。この事故の影響で宗谷線は音威子府〜稚内間で運休し復旧には1週間以上かかる見通しで利用する市民や旅行者らから当惑の声が上がっている。
 JR北海道よると、現場は天塩中川駅から北へ約6キロ先の地点で現場付近の線路では盛り土が崩れていた。乗客はおらず運転士など乗組員2人にケガは無く現在、現場で事故の原因を調査している。
 事故を受け、JR北は代替として旭川〜稚内間のバスを1日2往復させており、9日朝は稚内駅前発の旭川行きのバスに市民や旅行者ら9人が利用した。  
 稚内駅前改札口では電光掲示板に「中川〜問寒別間 盛土崩壊の影響のため稚内からのすべての列車が運休」、張り紙に「運休列車稚内駅を発着する全ての列車」などと書かれ脱線事故発生を伝えている。先週末に札幌から稚内入りし10日にJRを利用する予定だった旅行者は「あすのバスで帰ります」と話していた。