ゴールの宗谷岬到着 自転車日本縦断旅 同志社大学の市原さん
本州最南端の鹿児島県佐田岬から自転車で日本縦断旅をしてきた同志社大学3年生市原楓土さん(21)が2日正午前、ゴールの宗谷岬最北端の地の碑前に到着した。「北海道に入ってからは雪に苦労しましが、沢山の人のお陰でゴールできました」と1カ月に及んだ縦断旅を終えた。
大学のサイクリングサークルに所属している市原さんは、他の部員が日本一周旅などしていることに刺激を受け縦断旅を決意。春休み期間を利用して3月7日に佐田岬を出発。1日120㌔前後のペースで走行し、九州や四国、関東、東北など太平洋側を走り、1週間ほど前に八戸からフェリーに乗って苫小牧に到着し北海道入りした。
道内に入ってからは札幌、留萌など日本海側を走行。留萌〜稚内までのルートでは吹雪など悪天候続きでホワイトアウトも経験。「前が見えず直ぐ横を大型トラックが通過した時は怖かった」と振り返った。
2500㌔以上を走り終え宗谷岬に到着したことに「北海道に入る前は荷台が壊れるトラブルもありましたが旅先で出会う人にご飯をご馳走になったり、色々な方が助けてくれて感謝したい」と話し将来は「自衛官になりたい。今回の日本縦断旅の経験をこれからに活かしたい」と目を輝かせていた。