宗谷丘陵を歩く 嶋崎さんとジェイコブさん

 稚内、豊富などで自然ガイドとして活動する嶋崎暁啓さん(42)と稚内市の地域おこし協力隊員として活動するアメリカ人のジェイコブさん(27)が18日、宗谷丘陵の雪原をスキーシューで散策した。来シーズンに向けての取り組みで嶋崎さんは「丘陵の景色は壮大」などと感想を語った。
 冬場は宗谷ふれあい公園周辺や稚内公園などをフィールドにスノーシューツアーを実施している嶋崎さんだが来シーズンは歩くだけでなく斜面を滑ることも可能なスキーシューをツアーに取り入れるための下見として宗谷丘陵を試験的に歩いたもので、ジェイコブさんも同行し宗谷岬牧場から車で5分ほど進んだ道道をスタート地点に丘陵沿いの道など往復2㌔のコースを1時間ほど散策した。
 嶋崎さんは散策途中丘陵地帯に立つ風車群や丘陵から見るサハリンの島影などツアーの見所などを確認しながらコースを回り、ジェイコブはSNSに稚内の魅力を伝えるため写真を記録として撮っていた。
 ツアー実現には時間帯、天候など課題があるとした嶋崎さんだが「宗谷丘陵の冬〜春にかけての散策ツアーは晴れた場合、開放感がすごい。ツアーを実現させたい」と意気込みを語り、ジェイコブさんは「稚内公園も景色として綺麗だが、宗谷丘陵は自然の雄大さを感じる場所」と絶賛していた。