シケでナマコ出漁できず 前浜には波の花
冬型の気圧配置となった15日、稚内は朝から20㍍前後の強風が吹き、海はシケて荒れた。15日が解禁だったナマコ漁は、波高く桁・磯舟とも出漁できず西浜や声問などの浜には波の花が発生していた。
稚内地方気象台によると、15日午前中、北風が強く宗谷岬で21・4㍍開運19・7㍍の最大瞬間風速を観測。前日夜から数㌢の雪が降り、風が強いノシャップなどでは吹き溜りが生じていた。浜に海の様子を見ていた磯漁師は「シケると海が濁る。ナマコ漁は週明けになるかな」と話していた。
波は4㍍と高く、利礼航路は午前中の便が欠航した。風は午後から徐々に弱まっていく。