優秀賞に秋山、若山さん アサヒ写真展 過去最多の11人入賞・入選

秋山さんの作品


若山さんの作品

 第76回アサヒ北海道写真展(全日本写真連盟北海道本部、朝日新聞道支社主催)に稚内から過去最多の写真愛好者11人の作品が入賞・入選した。フォトW所属の秋山高之さん(50)の「白黒つける」、若山美穂子さん(74)の「あっ、食べられた」の2人の作品が最高賞から3番目となる優秀賞に輝いた。
 同展には道内外の写真愛好者144人から512点の応募があり大賞1点、準大賞1点、優秀賞3点、特選5点、入選47点が選ばれた。
 優秀賞の写真歴10年になる秋山さんは、撮影のフィールドにしている大沼近くの牧草地で野鳥のシギ同士の喧嘩の様子を撮影。「優秀賞の報告を受けてた時は驚きました。作品を人に見てもらう機会となりますので、とても嬉しいです」
 また10年目となったフォトWの発足メンバーとして活動する若山さんは、兜沼の近くの道を車で通った際エサのネズミを加えたキツネを捕えたもので「優秀賞は驚きです。カメラや写真の基礎から教え導いてくださった斎藤マサヨシさんやメンバーの皆さんに感謝しています」と話していた。
 稚内からはフォトW所属の山田勝さんが特選「作品名・鮭祭り」残り8人は入選で全日本写連稚内支部所属の太田晃さん「日蔭に隠れて」、宮田美代子さん「Crystal Ocean」、尾崎伸之介さん「奇跡のコラボ〜次は8万年後?〜」、手島孝志さん「Accumulation」、フォトW所属の樫山昭一さん「野生の摂理」、工藤順子さん「春の香」、氏本裕子さん「農道を往く」、写真塾21の石川隆さん「集海所」。
 全日写連稚内支部の斉藤マサヨシ支部長は「2桁の入賞・入選も初めての事ですが、一度に優秀賞2人は初の快挙。皆さん一瞬の瞬間をとらえ、素晴らしい作品ばかりです」と称えていた。
 入賞・入選作品の写真展は4月に札幌で開催されたあと、室蘭、帯広、北見、旭川を巡回し展示される。稚内では11月に市立図書館で予定している。