吉川さん石垣マラソン完走 次は9月の稚内大会走破へ

ゴール目指し走る吉川さん

 今月19日に沖縄県石垣市であったマラソン大会で、北友ストアーの吉川勝社長(70)が自身3度目となる42・195㌔のフルマラソンを完走した。9月に稚内である平和マラソン大会に向け吉川さんは「最南端の石垣マラソンをクリア。去年は稚内はリタイアしたのでリベンジし、南(石垣)北(稚内)大会を走破したい」と意気込んでいる。
 フルマラソン1600人、ショートの部に3000人の4600人が出場した第22回石垣島マラソンは、アップダウンが激しく高台から海に広がる珊瑚礁を眺めることができるコースで吉川さんは6時間24分で完走した。昨年11月上旬に札幌であった真駒内マラソン大会より40分ほど遅れてのゴールだったが「目標にしていた完走できて良かった。ただ練習不足だった」と振り返った。
 自身4度目のフルマラソン挑戦となった今大会は、年明けから体調不良で出場するのを迷っていたが、石垣に到着後は温暖な気候が体を回復させたようで大会当日朝の午前5時に目覚めた時には体調も良くなって出場を決断。午前8時にスタートし途中、30㌔辺りはアップダウンが激しく心が折れそうになったそうだが、難所をクリア後、コースから珊瑚礁の海が見えゴールへの気持ちが強くなり完走につながった。
 札幌でのマラソン大会後、仕事や雪道で思うような練習はできなかったという吉川さんは「石垣のマラソン大会は、島民全員がおもてなしの心を持って大会を盛り上げ、沿道から黒砂糖などを差し入れしてくれ力になった」と話し、次に向けて「9月まで何回かのフルマラソンに出場し稚内大会を完走し南北大会を制覇するのが目標」と張り切っている。
 石垣島マラソンには吉川さん含め稚内から市民ランナー4人が参加し全員完走した。同行した稚内平和マラソン大会実行委員長の岡谷繁勝さんは「22回の歴史ある石垣マラソン大会に、稚内からランナーが参加するのは今回が初めて。友好都市でもあり、本当に大歓迎されました」と語りマラソン大会終了後の懇親会で「稚内のマラソンに参加したいという人に何人も話しかけられ、用意した50枚以上の名刺が全て無くなりました。稚内の良い宣伝ができました」と話していた。